天滝から兵庫の滝めぐり
 



昨年秋、天滝へ行こうとして雨にたたられた。
今回こそは天滝を見たいという思いをつのらせ、一路兵庫に向けて車を走らせた。


福山から姫路東インターを通り播但道へ、そして和田山から大屋町を目指す。
小雨も程なく止み天滝前の駐車場に着いたときは曇りでちょうど良い気候となっていた。
天滝は今回で2度目になる。
今回はどんな姿を見せてくれるだろう。


駐車場の案内板

遊歩道入り口

夫婦滝

鼓滝

天滝

権現様
合成

駐車場から程近い遊歩道の入り口から天滝までは約1.4kmの道のり
以前訪れたときも登りが結構きつかった記憶がある。
途中「夫婦滝」「鼓滝」を望みながら進み約30分で高さ98mの「天滝」が見えてきた。
以前ここに来たときには天滝を横切るように橋が架かっていたが、今は取り除かれている。
その橋からの眺めもなかなか良かったが、この橋が邪魔だということだったのか危険だったのか?
それにしても壮観だ。
そして苦しかった上り坂をすぐに忘れ去るほどの爽快感。
しばらくそこで滝に見とれていたあと権現様のところまでさらに登る。

天滝三社大権現があるところはちょうど天滝の正面あたりの位置になる
天滝は上部と下部とで少し趣が異なる滝だ。上部はほぼストレートに落下してきて男性的。
対して下部は扇状に広がって流れも緩やかな女性的な滝だ。
ここから天滝を見ているといつまでたっても飽きない。
しばらくボ〜ッと滝を眺め、せっかくだから写真を撮ろうとするが、僕のカメラでは滝全体が視野に入らない。
仕方ないので2枚とって後で合成することにする。

権現様に「またここに来れますように」と願をかけてお賽銭を投げ、今度は滝の真横に行ってみた。
少し危険な場所だが滝の中央部の真横で水飛沫が飛び散ってくるところだ。
手を伸ばして水の流れに触れてみる。カメラで滝の上部を写そうとするが、
あっという間にレンズが濡れてしまった。そして動画も一つ撮影する。
  VIDEO

帰りに最初の滝が見えた場所まで戻ったとき「おーい」という声が聞こえた。
振り向いてみると対岸の中腹に人が一人座っている。
「ここからの眺めがいいんですよ」と親切に教えてくれた。さっき滝の傍にいたのを見られていたようだ。
さっそくそこまで登ってみるとそこからは滝の一番下までが見えた。その代わり一番上は木に隠れている。
話を聞いてみると、その人は週に2回天滝に来ているそうだ。
「ここは庭みたいなもんです」と言われていたが確かにそんなところだろう。
仕事をしていないもんでといわれていたのにはちょっと心が痛んだが、
好きな滝にいつも来られるというのは幸せかもしれない。
僕もそんな生活もしてみたいかなと一瞬考えたりした。

 
 猿尾滝
猿尾滝も天滝と同じく日本の滝百選に選ばれている滝である。
ここも2回目だが通り道ということで再度足を運んだ。
この滝は2段で60m。下のほうが猿の尾のように曲がっているところから名前がついている。
 
 要滝・三段滝・吉滝・新屋八反の滝
いずれも兵庫県美方町の滝である。
要滝は吉滝へ行く際に道を間違えて行ってしまったのだが、水量があり見ごたえが有るものだった。
瓢箪からこまでラッキーだった。三段滝は要滝のすぐ脇にある滝。三段有るようには見えない。
吉滝は高さ28m。裏見の滝となっており水量は乏しいものの風情がある滝である。
滝の裏にはお社があって滝の左右には金滝・銀滝といわれる小滝が落ちており
そこにある壷の中には金粉や銀粉がきらめいて見える。
新屋八反の滝は落差50mの立派な滝。こちらも水量がもう少しで、近くが工事現場だったりするので
今回は残念なところがあったが、環境がよくなればもっと風情があるだろう。

要滝

三段滝

吉滝

吉滝
合成
裏側から

新屋八反の滝
 
 一ツ滝・二ツ滝・八反の滝・十戸滝
日高町にある滝。
丸一さんが教えてくれたおかげで蘇武トンネルを通って近道をすることが出来た。
このトンネル出来てあまり時間がたっていないために僕のカーナビにはのって無かったのだ。
丸一さんに感謝。
一ツ滝・二ツ滝はいずれも神鍋渓谷公園にある滝で、岩肌をつたって水が落ちるやさしい滝。
八反の滝は稲葉川にかかる水量の多い落差25mの直瀑で、近くに行くことが出来ないのが残念だが
きれいな滝壺とあいまって見事だった。
同じく十戸滝も稲葉川にかかる水量の多い滝で落差は8mと低いものの裏見の滝の形態をとっており
こちらも滝壺が立派で見ごたえのあるものだった。

神鍋渓谷案内図

一ツ滝

二ツ滝

八反の滝

十戸滝

    


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