蕎麦屋現地調査−番外編 (2012.1)
そば処 秀峰 場所:岡山県苫田郡鏡野町女原63-5
雪の岩井滝へ行った帰り、国道179号線を走っていて蕎麦屋のノボリを見つけたので立ち寄ってみた。
この秀峰は岡山県鏡野町の奥津温泉の手前、奥津郵便局とJAとの間の路地を入っていった突き当たりにあり、先日御紹介した「おさんどん茶木」から約500mほどしか離れていないところだ。
訪れたのが日曜日のお昼時ということもあって、店に入ってみるとすでに満席。すこし店先で待つことになった。人気の高さがうかがえ、蕎麦への期待も高まる。
茶木と同様こちらも民家を改修したお店で、話を聞いてみると学校の校長先生が引退されたあといろいろなところで研鑽を積んで蕎麦屋を開業されたとのこと。
店の中は典型的な旧家。座敷の周りに縁側があって、座敷には小学校の長机のような奥行きの短いテーブルが窓に沿って置いてあり、食べながら外の景色を見ることが出来るように配慮されている。
今回は雪景色でなかなか風情があった。
メニューは茶木のようなコースものではなく単品で、ざる蕎麦(650円)から鴨せいろ(1000円)、カレー南蛮、その他があり、玄挽きの蕎麦がき(300円)のほかに手作りチーズケーキやホットコーヒーなど、親しみやすい内容となっている。
また「当店では信州石臼挽き蕎麦粉を使用しています」とメニューに印刷されているということは、いろいろなところの蕎麦粉を利用する店が多い中で、かなりこだわりを持って信州蕎麦を意識しているのかと思った。
今回もいつものようにざる蕎麦を注文。
この蕎麦、コシ・ノド越し・香りのバランスの取れたとてもよく出来た蕎麦だ。
包丁のエッジも立っていて、研鑽の成果が伺える。
ただ特徴的なのはつけ汁の味。とてもカツオが強くて勝っている。
このつけ汁が気に入った人にとっては唯一無二の素晴らしい蕎麦だろう。
蕎麦湯はサラサラ系。その後にサービスでだったん蕎麦茶が運ばれてくるが、これがなかなか美味しいお茶だ。健康にも良さそう。
この日は蕎麦がきも頂いた。
こちらの蕎麦がきは玄蕎麦で、硬さは箸で軽く切れるくらいの柔らかさ。量も値段もほどほどでとても美味しく、一人前のざる蕎麦の後のデザートとして考えてもちょうど良い。是非オススメしたいです。
営業時間 11:00〜15:00
定休日 月曜日・火曜日
TEL 0868-52-2477
URL なし
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