千丈滝 2008.4

今年は去年よりも少し雪が多く3月末にこの滝に行かれた方の情報では道路にまだ雪が残っていたようだ。
というわけで今年は道路の雪が溶けて車が通れるようになった4月12日にまず訪れてみた。

4/12

昨年は滝下に行った訳だが、今年は千丈のぞきから滝のぞきへ行ってみる予定だ。
朝早く福山を出発し、船上山少年自然の家には6時過ぎに到着。
ここの千丈滝は早朝でないと陽が差さず、昼間になると逆光になってしまう。
またこのあたりは船上山万本桜公園といって桜の名所でもある。
できればまず桜と滝の2ショットから撮ってみたいとも考えていた。

予想通り船上山少年自然の家の桜は満開である。
 
しかしこの上の雄滝橋付近の桜はほとんどがまだつぼみ、後からわかったが雄滝橋付近の桜は遅咲きの八重桜でゴールデンウィークころまで咲いているとのこと。
少年自然の家の桜の場所からは雄滝がかすかに見えるが、この程度だった
 

雄滝橋まで移動すると船上山は深い霧に覆われており、山上に上がっても景色は期待できそうに無い。
少し考えてみたが、この日は船上山に登るのをあきらめることにして岡山の醍醐桜へ向かうことに計画変更した
 





4/26

船上山

2週間後、船上山に行くチャンスがまた訪れた。
さすがに雪解け水は少なくなっているだろうが、今年は雪解けのスピードが遅いようなのでまだ大丈夫だろう。

この日も早朝3時半に福山を出発し、船上山東坂登山道前到着は7時前。
今回は霧も無く早速準備に取り掛かりすぐに船上山山頂を目指した。
  登山中の眺め

山頂の後醍醐天皇行宮之碑到着は7時40分。
 

一休みしたのち、ここからは途中で出会った兵庫のご夫婦と一緒に千丈のぞきへ向かう
  EFS10-22 @10mm
千丈のぞきはいつもながら見事な眺めだ。
滝の水もそこそこある
岩の先端に座っていつもの足つき見下ろし一枚。気持ちいいよ^^;
  

ただ、この日は強風で三脚を岩の先端で構えるのは無理がある。
しばらく風が収まるのを待ってはみたが、どうも収まりそうに無いのであきらめて手持ちで数枚撮った後、雄滝の滝のぞきに向かった。 

船上山山頂から船上神社まではダラダラの登り、ほどなく神社前に到着。
そこには道標がある。
  
神社前を直進して滝のぞきへ向かう。
以前ここを訪れたときは直進する道は藪で覆われていてとても進む気になれなかったのだが、今回は道もはっきりしていて拍子抜け
そのまま進む
道は下りになり、雌滝上の流れを渡渉するところまで来た。石飛で簡単にクリアできた。
  

ほどなく雄滝上部の滝のぞきに到着した。
正面に船上山屏風岩が見え間接的に高さを感じることが出来る
ただし草が生えているので、残念ながら真下を見下ろすことは出来ない
先端の岩の上に立ちたいが、岩が濡れているのでさすがにそれは恐ろしくて出来なかった。
EFS10-22、@10mm、三脚使用 EFS10-22、@10mm、片手ノーファインダーです
 
道路と桜が下に見える 雄滝上の流れ(渡ったところから)

対面に見える屏風岩に「千丈のぞき」があり、こちらが「滝のぞき」
両サイドからこの谷を見たことになる。

しばらくこの景色を堪能したのち、船上神社まで戻った。
実は雌滝滝壺上への道を探すためだ。 
この地図は船上山山頂にある地図だが、むかしからこの道が気になっていた。
雌滝左岸上に出ることさえ出来れば、雌滝と雄滝を両方間近に眺めることが出来る。
まさにこの道はそのルートではないのだろうか?
往路で気をつけて左に入る道は無いかと注意して歩いたものの見当たらず、唯一道らしきものがあったのは船上神社の交差点から下に降りる道だった。

この道を下ってみた(上の地図の赤い道)。次第にヤブコギになっていく。
しばらくしたところで、小さな川の流れに出た。これは雌滝滝壺に落ちていく別の流れに違いないだろう。
そこにはポンプのようなものがある。どうもそこで道は行き止まりのようだ。
引き返すしかないか・・・と思って周囲を良くみてみると、対岸に赤テープが見えた。
「道があるのかもしれない・・・・」そう感じて小川を渡る。
そこからは完全なヤブコギとなり、赤テープを探しながらの進軍となる。

木の間から雄滝がかすかに見えた。この辺りを降りていくことが出来れば正面に両方の滝を見ることが出来るのにと思いつつルートを探すがどこにも無い。
あまりに道が悪い上に一人でロープも持っていないのでそこで断念した。
  赤テープの道

途中で気づいたのだが、この赤テープに沿ってケーブルが這わせてある。
ポンプに電源を送っているのか神社へ電源を送っているのか不明だが、どうやらそのケーブルを目安に進めば道は間違えなくてすみそうだ。というわけでケーブルと赤テープを目安に藪を進んでいくと、元の道のそばまで出ることが出来た。
千丈のぞきからの千丈滝の眺めは確かに壮観だが、雌滝左岸上からもいつかは見てみたいものである。

東坂登山道入り口に戻ったのは11時過ぎ
それからとりあえず万本桜公園の遅咲きの八重桜を少し撮影。
 

このあと鱒返しの下の滝へ向かった。



鱒返しの滝

鱒返しの滝はこれまで数度訪れたことがあるのだが、下の滝は遡行となるためにこれまで訪れたことが無い。
takimiさんによればこの下の滝は裏見ができるいい滝だそうだ。今年はどうしても行ってみたい。
ちょうど先日スパイク付きの長靴を買ったので、今回はそれを履いてチャレンジすることになった。


車で鱒返しの滝入り口に着いたのは12時半。
 
通常鱒返しの滝に行く場合はここを入っていきすぐ右に折れて山に登ることになるのだが、今回は直進することになる。
少し歩いたところですぐに川原に到着、ここからは遡行になる。
水がとてもきれいだ
  

  

数度渡渉をすることになるが、なんとか長靴の中に水を入れることなく渡ることが可能。
滝が見えた。滝つぼの下流にロープが2本渡してある。
実は今年1月にここで死亡事故があった。
大山登山をした人が、この沢沿いに降りてきて、なんと鱒返しの滝を降下する途中で流木がロープに絡まり落下したのだそうだ。合掌
  ロープが見える

鱒返し下の滝は落差約15m
なかなかいい滝です。

そのまま帰途につこうかとも思ったが、折角来たのでやっぱり鱒返しの滝へも立ち寄ることにした。
スパイク付き長靴は登山もなかなかし易いことがわかった。とても滑りにくいのである。これならトレッキングシューズよりも登山しやすいかもしれない。ただしちょっと中が蒸れやすい。

展望台について三脚をセッティングした。この滝はやっぱりスローで撮りたくなる。
展望台は鉄板で出来ているが、この上に自分が立っているだけで揺れてしまい望遠レンズでのスローシャッターはブレてしまい話にならない。やむを得ずレリーズを伸ばして自分は展望台の外側に立ってシャッターを切ることに・・・
ここは複数の人がいたら望遠レンズ不可ですね^^;




    
 

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