ラーメン現地調査 (2004.5)

三十二匁                         場所:広島県福山市南蔵王町四丁目4−32

南蔵王町はグルメ激戦区だが、ラーメン屋もご他聞に漏れずたくさんある。
すぐ思い浮かぶだけでも「とんとん」「道楽」「ふー太」「大統領」など・・・ほかにも中華料理店も多い。
この南蔵王町のなかでも一番東深津寄りの「三十二匁」を現地調査した。

場所は182号線カメラのキタムラの通りを西に進み五丈原の手前、虎屋蔵王店の南北の並びの一番南側だ。
大人気の「とんとん」から目と鼻の先というだけでなく、これがまた東深津町の「匠」少し離れて「朱華楼」「宝来」にも近い。
ここのラーメンを一度食べてみろという天の声でラーメン通のはじめとして出動したというわけだ。
店はこういった木の雰囲気の外装となっている。
「ラーメン」と書いた赤色ののぼりが複数あるがこれが妙に目立つ。

中に入る。おっとここは全席禁煙だ。ラーメン屋にも禁煙の波が押し寄せている。
手城の朱華楼が禁煙になったころは腹が立ったもんだが、このごろはどこもかしこもで情けなくなる。
中は白木のカウンターが10席ほどとテーブル席が2つだ。
店内は白木で統一されていて、まるで和風の作りになっている。

ここのラーメンは5種類。


・らーめん            600円
・木耳(キクラゲ)らーめん  680円
・支那竹らーめん       680円
・野菜らーめん         780円
・焼豚らーめん         850円
となっている

連れと二人カウンターに座り僕は野菜ラーメン、連れは普通のラーメンをたのんだ。
水をくむのはセルフだが、見ると水ではなく「ジャスミン茶」となっている。
この「ジャスミン茶」は、後口を良くするとのことだ。
そしてコップのそばにはキムチとラッキョが食べ放題と書いてある。
ラッキョはいいとしてもキムチがただって言うのは珍しい。
タバコもすえないし、さっそくラーメンが出てくるまでの間頂くことにする。
一口パクリ。お、意外に辛くて美味い。
もう一口と思ったところでふと考えた。
美味いけどこれあまり食べちゃうとラーメンの味がわからなくなりそうだ。食べたいけどやっぱり我慢!
ジャスミン茶を飲んで口をすすぐとしよう。
・・・・・・・



野菜ラーメンが出てきた。
白いカウンターに白いスープに黒い器。
セオリーを知ってるじゃないか!
それにしてもこの野菜の量はなんじゃい
麺を食べるまでに時間がかかりそうだ。
そうしてるうちに連れのラーメンも出てきた。



こっちは和風の深い丼に入っている。
すこしだけ違和感を感じる。
写真写りは真っ白になっているがスープは野菜ラーメンとほとんど同じ色。
白いスープだがとんこつではなく鶏がらスープだと店のPOPに書いてある。

野菜に埋もれたスープを一口すする。
ん。なかなかいけるかな。
し、しかしこれはチャンポンの味!
隣の連れのラーメンのスープもちょっといただく。
うーん、ほとんど同じ味だが微妙に鶏がらの味が勝っている。
野菜ラーメンのほうが野菜のせいか少しまろやかだ。しかしさほど変わるものではない。

このスープで野菜ラーメンとなるとまさにチャンポンの味だ。ラーメンと言うのには違和感を感じる。
(長崎の人は違うと言うだろうが・・・)
これに対して普通のラーメンはチャンポンの野菜なしを食べているといった感じだ。
和風の丼で食べていることもあり、余計に中華のイメージからは遠いものとなっている。

麺は中太のちぢれ麺。
なかなかコシがあって美味い。この麺は好きな味だ。
おろしニンニクを少し加えてみると香ばしさが少し増す。
結局すっかり最後までスープも残さず美味しくいただいた。
ついでにキムチもたっぷりいただいた。


ギョーザは皮がパリパリではなくモチモチだ。
味は及第点。
野菜ラーメンはチャンポンとしてはなかなか美味しい味だとおもった。
ただ普通のラーメンとしてみると、野菜なしのチャンポンが600円というのはちょっとどうか。
僕の連れはそこがどうも不満だったようだ。
チャンポンが780円。野菜無しで600円。
この価値をどう考えるかということがこのお店の評価の分かれるところだろう。
営業時間  11:30〜19:00
定休日    無し

 
    

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