喫茶、現地調査 (2004.5)

パディントン                      場所:広島県福山市沖野上町5-6-12
  

シフォンケーキが美味しいお店という噂を聞き沖野上町のパディントンに行ってきた。



場所は福山市体育館から並木道を沿いに北に向かって700m程度行った右手になる。
ここの並木道は何年か前に整備されてクリスマス前には1kmに渡ってイルミネーションがともるきれいな通りだ。

お店はすぐに見つかった。
おしゃれな雰囲気の外観のお店とその横には黄色い壁の菓子工房が隣接している。


店の前の黒板には紅茶とケーキのメニューが書いてある。
日替わり○○○といったものの紹介ではない。
 

店の中はアンティークな椅子や暖炉もあり、とても落ち着いた雰囲気を持っている。
客層も奥様といった感じの人が多いようだ。
店員さんはこのときは女性3人だったが、アルバイトらしい方も含めまじめそうで、
素直に僕の質問に対して受け答えしていただいた。


ケーキは10数種まで店頭においてある。
店員さんにまずなにが人気か聞いてみた。
すると「一番人気はいちごのシフォンです」と噂どおりの回答だ。
ここのシフォンケーキはおいしいという評判は間違いない。

僕はコーヒー党なのでめったに紅茶は飲まないが、ここは紅茶専門店。折角だから紅茶をいただくことにする。
紅茶についてもいろいろ店員さんに聞いてみたが、世界各国のものやフレーバーティー等なんせ種類が多い。
メニューに50種類もあるとさすがに悩んでしまった。
今日のところはやはりお店の基本のブレンドティーをいただくことにしよう。
 
         いちごシフォン                   バニラシフォン

シフォンケーキはとてもシンプルで食べてみると生地がフワフワなのは当たり前として、
甘さが控えられていてとても美味しい。
僕の知る限りではドゥ・ウォーフスのシフォンケーキに匹敵するもので、さらに甘さが控えめだ。
これは大人の味のケーキといえるのかも・・・。かなり気に入った。
紅茶はポットに入って出てくるものと思っていたけど、そうではなくてカップに入ったものだけだった。
味のほうはさすがに紅茶専門店で、香りはいいし渋みがほとんどなくて口の中で広がる感じがなんともいえない。
僕はコーヒーの場合はいつもブラックで砂糖もミルクも絶対入れないのだが、
紅茶の場合は一口飲んでからミルクだけ入れることが多い。
渋みを緩和するためだが、今回はミルクティーをたのんでおきながらミルクを入れるのを忘れていた。
ここの紅茶はストレートに限る。
紅茶やケーキのほかにもこのお店はパンやサンドイッチも美味しいようだ。一度食べてみないといけない。
特に火曜日と金曜日はパンも販売している。
またスコーンもいろんな種類のものがあり有名なようだ。

メニューを見るとランチやティーセットの種類が多いのも目に付いた。
ランチではパディントンランチ(892円〜)・サンドイッチランチ(892円〜)、計4種
ティーセットではアフタヌーンティーセット(1260円〜)・ティーセット(787円〜)・ケーキセット(787円〜)、
計11種もある。
中身の説明は省略させていただくとして、是非一度行って確かめられるのがいいと思う。
おそらくどれも外れはないだろう。
家に帰ってパソコンを開けてネットサーフィンをしていると、このお店はちゃんとしたHPを持っておられることがわかった。
 http://ww41.tiki.ne.jp/~paddington/index.html
そしてここには日本紅茶協会認定「おいしい紅茶の店」となっている。
この日本紅茶協会認定とはなんだと調べてみると、中四国地方では3店しか認定されていない。
つまり中四国でなんと3本の指に入る紅茶の美味しい店ってわけだ。
これには驚いた。

ケーキのお店なんて思ってちゃいけない。
というわけでカテゴリーをケーキから喫茶に変更させてもらうことにする。

とにかく紅茶好きの人はまず行ってみてほしいお店だ。
そしてついでにシフォンケーキは大人の味でおすすめ。
このお店はなかなかHITだったかも

再訪

日曜日のお昼に時間があいたので、二日続きで行くことになった。
昨日の印象が良かったので今日は女性2人を誘っての再訪だ。
今日こそはランチを食べてみよう。
あまり悩むことなく前述のパディントンランチとサンドイッチランチ、
クリームティーそしてキャラメルチーズケーキをたのむことになった。

まずはパディントンランチ。
  ・フワフワ卵のせパスタ&ミートローフ茸ソース添え
  ・本日のスープ
  ・ヘルシーサラダ
  ・パディントンブレッド
  ・ドリンク(ニルギリティーorブレンドコーヒーorオレンジジュース)
という構成で892円。

 

本日のスープはコンソメスープ、ちょっと薄い感じもしたけど、しつこくなくてまずまず。
サラダはちょっとすっぱめのドレッシングだ。
パンは暖かかったのにちょっとびっくり。モチモチでなかなか旨い。これは高得点。
フワフワ卵のせパスタはちょっと変わった味。
食べた人の言葉を借りると「ソーメンの汁を取ってオクラを乗せた味」
僕も少しいただいたが、初体験の味で僕にはなじめない感じ。
オクラの量が多いのがどうも気になった。
ミートローフは一般的な味。
サンドイッチランチは
  ・パディントンサンドイッチ
  ・本日のスープ
  ・ヘルシーサラダ
  ・ドリンク(ニルギリティーorブレンドコーヒーorオレンジジュース)
という構成でこちらも892円

 

こっちのサラダは量がちょっと少なくてソラマメとトマトが入っていない。
サンドイッチはハムとキュウリと玉子焼きといったシンプルなものだが、これがとても美味しい!
薄めの胚芽パンはモチモチでコショーがピリッと効いている。
「格太郎と麦」のサンドイッチに味が少し似ているが、
こっちは出来立てだから玉子焼きが暖かいのもあって本当に美味しくいただける。
また、サンドイッチの一切れはふたくちサイズに切ってあるが食べるときにポロポロこぼれることもなく食べやすい。
そしてこれだけで結構おなかがいっぱいになる
これは絶対におすすめのサンドイッチだとおもう。
邪道だけどコーヒーを飲んでみた。こっちはただの喫茶店の味だ。やっぱり紅茶をたのむのがBEST。
クリームティーは
  ・マダムおすすめのスコーン
  ・お好きな紅茶(500円迄、1ポット)
という構成で871円



スコーンというのはあまりなじみがない人がいるかもしれないが、
英国のティータイムには欠かせないお菓子。一昔前に人気だった。
簡単に言うと甘くないビスケットで、もうすこし膨らんで軽いものという感じだろうか。
真ん中で割ってクロテッドクリームとジャムを塗って食べるのが定番なんだけど
クロテッドの変わりにホイップで代用することもある。ここはちゃんとクロテッドが付いてきた。
ジャムはブルーベリーだ。
クロテッドクリームというのはバターとホイップクリームの中間のものだと思ったらいい。
これもなかなか美味だった。
イギリスのティータイムの雰囲気が味わえるかも。


キャラメルチーズケーキは甘さ控えめですこし重い感じ。ほんのりキャラメルの香りがする。
これも女性に好評だった。
ケーキ系はどれも甘さが控えられているようだ。

お菓子系統と紅茶を楽しむのは、ちょっと高くなるがアフタヌーンティーセットが正直一番いいかもしれない。
ケーキ・スコーン・サンドイッチと紅茶がついて1260円だ。これは決して高くないと思う。
 
お店を出るときに日本紅茶協会のことを聞こうと思って、いかついパティシエらしき方に恐る恐る話しかけたら、
「家内を呼びますので少しお待ちください」と名刺をいただいてしまった。
名刺を見るとパティシエらしき方はなんとこの店のオーナー。
それも後から聞いた話だと某病院の息子さんらしい。大変失礼いたしました。<m(__)m>

少しして美人マダム(マネージャー)が登場。
いろいろお話を聞くと日本紅茶協会というのは営利団体ではなく紅茶普及に尽力している団体で、
リプトンなどのメーカーが主体でインストラクターの養成なども行っているらしい。
そこでインストラクターの資格を取られたのがここのマダムで、「おいしい紅茶の店」として認定されるためには
申請してから審査に合格しなければいけないそうだ。
現在全国で143店舗が認定を受けており、中国地方では4店のみ。(最近新たに登録されたようだ)
広島県では今も唯一この1店舗のみが認定を受けている。
「おいしい紅茶の店」認定店というのは伊達じゃない。
また、ここのパンやお菓子類は店を始められた後にマダムが勉強されて出来たものとかで、
都度メニューを増やされて現在に至っているのだそうだ。
努力家なんだなぁと感心する。
感想
このお店、紅茶とケーキとパン(スコーン)はどれも1級品で絶対におすすめのお店だ。
マダムは「福山という土地柄は紅茶が根付かないので・・・」と嘆いておられたが、
福山も健康ブームに乗っておしゃれな奥様方を中心に紅茶人気はまたやってくるだろう。
現に岡山からわざわざこの店にやってこられる方もおられるようだ。
今はさほど混雑するお店ではないけど、マダムの努力が報われてそのうちに行列のできる店になるに違いない。
ただ、僕みたいな野次馬がなんと言おうとも、せっかくの福山で自慢できる紅茶専門店なんだから、
むやみに儲けに走らず格式を大事にしてもらいたいなぁと思ったりもする。

美人マダムのとても親切な説明もあって少し長めの紹介になってしまった。
「HPにマダムの写真をのせさせてもらってもよろしいでしょうか?」とお願いしたら、
「もう少し痩せたら」と謙虚に断られてしまった。
それが少し残念。
またそのうちにお邪魔したいけど、このHP見つかったらなんか言われそうだなぁ・・・・^^;
一応いいことばかりは書きませんとはいっといたけど・・・・・・
 

追記

マダムがここのページをみてくださって、紅茶はポットでサービスすることに変更されたそうだ。
ちょっとうれしい
 


2005.09.04

久しぶりに紅茶を飲みたくなってパディントンでランチ。
このお店のランチはサンドイッチランチ(892円)・ホットサンドランチ(892円)等があるが、比較的値段も高級なイメージを持っている。
久しぶりにお邪魔してみると、同じ値段ながらセットの内容が少し変わっていた。
サンドイッチランチは以前付いていたコンソメスープが無くなっている代わりにサラダの野菜の量が多くなった。
そしてそのサラダにはタルタルソースがかかっているのだがそれがなかなか美味しいソースだった。
この変更は以前よりも全体として良くなったという印象。

さて今回は以前はメニューに無かったと思われる「パスタランチ」(892円)を注文した。
パスタランチ(撮影時は和風パスタ)
  ・サラダ
  ・本日のパスタ(当日は明太子パスタ)
  ・パン
  ・ドルチェセット(ミニケーキ・クッキー等で3種)
  ・ドリンク
となっていた。
これで892円なら安いと思われる価格
明太子パスタは茹ですぎておらずお味もなかなかよろしい
ドルチェはまた特に美味しく感じられた。カメラをたまたま持っていなかったのが残念。
このパスタランチは以前にましてオススメです。

さてこのお店、前から気になっていたことが一つある。
それは店に入っても落ち着かないこと。
その原因は内装。
店に入るとすぐに広い空間があって、そこにテーブルが点在しているがそれ自体が落ち着かない原因。
さらに、入口のドアを開けるといきなり食事している人が目に入る状態。
ケーキを買う人は食事をしているテーブルのすぐ脇を通って行かざるを得ないこと。
食事をする人からすると、すぐ側で人の出入りがあるので落ち着かない。
逆に食事している人がいるとケーキを買いにも行きにくい雰囲気だ。
できればケーキの販売と食事のスペースは視覚的に分けるということと、入口からすぐに食事しているところが直接目に入らないように小物や観葉植物等がせめて少し置いてあればいいのにという気がする。
あくまで個人的な意見。
もちろん逆に広い開放的スペースがいいというお客さんもいるとは思うのだが・・・

2006.01.09

今日は初めてモーニングセットを食べた。祝日の朝で店はほぼ満席。
Cセット(683円) Dセット(683円)

このCセットはお昼のサンドセットからスープが無いだけだから、そう思えばかなりお得。
朝からこのボリュームは僕にはきついくらいです(^^;


営業時間  9:00〜19:00
定休日    水曜日、第一木曜日


    

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