ラーメン現地調査 (2004.9〜)

満麺亭                             場所:広島県福山市川口町四丁目20−15

国立病院から福山港へ向かう4車線の通りに面してこの満麺亭はある。
実は僕が一番よく行くラーメン屋かもしれない。
というのが、うちの家族がここのラーメンやチャーハンが好きだからだ。
このお店、写真を見るようにレトロな雰囲気をおもいきりかもし出しており、中には白黒テレビや古いキンチョールの看板など
昭和30年代あたりの設定なのであろうか通にはたまらないかもしれない。
しかし店主と思われる人はとても若く、この時代には生まれてないのではないかと思ったりする。
店員さんもほとんどが20代と言った感じの若いお店だ。



ここは尾道ラーメンと銘打っていたが、朱華園のような尾道ラーメンとは少し違う。
豚の背油が浮いた醤油ラーメンラーメンには違いないが辛さがあまり無い。
以前三吉町にあったときも醤油辛さはあまり感じなかったが、そのころとは味が明らかに違ってきていて時間がたつごとに徐々スープが甘くなってきている気がする。
また三吉町の頃はイリコ臭さが強かったがこれもだんだん少なくなりあっさりした味に変わってきている。
店の看板にもあるように小魚のダシで、東京ラーメンのような鯖臭い感じとは全く違う。



チャーシューは少ししっかりした感じ。
ここの名物のあぶりラーメンはこのチャーシューをバーナーで上から数秒あぶる。
ゴーーーーッ という音が店中に響きちょっと刺激的

トッピングの煮玉子は中が半熟で絶妙な柔らかさ。
味の滲みこみ具合はもうひとつと言ったところだが、福山では味の蔵の次くらいに美味い。

麺は平打ち麺で味があっておいしい。
硬さも程よく注文をつける必要も無い。

肝心のスープはあっさりで確かに美味しく最後まで飲干したくなる味だ。
しかし前述のように最近甘くなってきた気がするので注意が必要だ、半年前の方がより美味しかった。
このあたりはまだ若い店主で味を変えていっているのかもしれないが、個人的には半年前の味で固定してもらいたいと思う。
今の甘さが増した味には僕は少し飽きてきたかも。



これは半チャーハンだがこれがなかなか美味しくて家族には人気。
角煮ご飯もおすすめで、角煮の濃い目の味がご飯ととてもよく合う。角煮ラーメンよりは角煮ご飯のほうがベター。
餃子は僕はあまりおすすめしない。

このお店若い人が多くて活気があって応対もなかなか良い。
ラーメンが出てくる早さも適当で、固定客も増えてきた気がする。
ますます研鑽を積んで美味しいラーメンを福山に提供して欲しい

2005.09.05

今日はお昼に初めて満麺亭で「塩ラーメン」を食べてみた。
相変わらずの混雑振りで、ここに行くときには12時前に行かないと待たされることになるので、いつも早めに行くことにしている。
当日もご他聞にもれず、帰る頃には待合に人が座って待っていた。
さて注文した塩ラーメンは630円。「匠」と似た感じの味でとてもあっさりしていた。
スープは塩加減はちょうどいいがあっさりしすぎて少し物足りない感じ。
麺は醤油ラーメンと同じ平麺と塩ラーメン専用の細麺が選択できるが、だいたい多くの人が「細麺」を注文していたように思う。
細麺はストレートで、スープに絡む感じがよく麺の味もGood!
「酒を飲んだ翌日に汁気のものが欲しい」という時にぴったりのラーメンという気がした。
カメラを持っていなかったのが失敗!

2010.05.29

ここのつけ麺が食べたくなって行ってみた。
以前食べたときに、東京の人気店のつけ麺に似ていて美味しかったと感じたからだ。

今回満麺亭に行って変わったと感じたのが店員の挨拶。
全員が声を合わせて「よっ!いらっしゃいませ」と言う。
こういうのにも東京では時々遭遇することがあるが、福山ではどこかあったかな・・・
もしかしたらどこかで情報を仕入れたのかも

さっそくつけ麺を注文すると、麺の量(並は2玉)と麺は熱いのがいいか冷たいのがいいかを店員が訊いてきた。
もちろん冷たい麺を注文。
東京では麺を水で締めていない熱いつけ麺は「あつもり」と呼ぶ。
スープが冷めるのを嫌がる人は「あつもり」といって注文する。
しかし福山ではそれが通じないだろうからそう訊いて来るのだろう。
また実際何人かの人から聞いたのだが、「冷たい麺を熱いスープに入れて食べるのはちょっとどうなの?」という意見。
僕は絶対冷たい麺の方が締まっていてコシがあって美味しいと思うが、慣れないと逆に違和感があるのだろう。

さらに最後に「無料ですのでライスボールを注文してください」といわれた。
食べ終わったあとのスープにライスボールを入れてそれをレンゲで潰して食べるのである。
このライスボールというアイデアは東京の「つけ麺けいすけ」がカレー風味のライスボールを無料で出したのが初めじゃないかと思うが、この店は本当によく研究していると思う。

つけ麺の食べ方が書いてあった。
昔は無かった。
しかしスープ割りのことは書いてない。
 こういった形で出てくる
スープの濃度は非常に高い。
海苔の上に乗っているのは魚粉で、
東京の人気店のスタイルと同じ
ただ、少し辛すぎる。
麺はやや太麺で黒い点が見える。
茹で方が足りず、コシがあるのではなく
少し硬かった。
テーブルの上にフルーツ酢
東京亀有の「道」というつけ麺屋が発祥かな

入れると甘味が抑えられる。
ライスボール
外側がカリッと焦げていて、とても良い食感。
カレー風味になっているが、残ったスープが濃くて
辛いので、しつこく感じられた。

スープ割りを頼んで、薄くなった後に入れたほうが
良かったかも・・・
味はなかなか良い

 前回つけ麺を食べたときには、ちょっと感動した満麺亭のつけ麺だったが、今回は味の辛さといい麺の茹で加減といい
すこし点数を下げないといけない。
安定した味が出せていないだけかもしれないが、またさらなる向上に期待したいところだ。
しかしそれにもましてこのお店の研究熱心さにはいつも驚かされる。

2010.7.30

再度つけ麺を食べた。
以前はあぶりチャーシューがスープの中に入っていたが、今回は麺の上に乗せてあり、見た目としてはさらに良くなった。
麺の器も通常のラーメン用のものに変更。
前回辛いと感じたスープも今回はバランスよく好感触だった。

 
 

2010.7

つけ麺を食べてみたら、以前と変わっていた。麺は同じだが、スープが違う。
スープは見た目も異なるが、味は鯖節系の風味が鰹節系の風味になっていて、粘度が少し下がった感じ。。。
 
店主の方のお話に寄れば、福山にはスープ割をするという文化が無いために変えたのだそうだ。
東京の有名人気店「六厘舎」や「風来坊」「TETSU」系の味からは離れてきていて、福山人にあったものを現在模索中ということだろうか
個人的には前の味の方がどちらかというと好きだが、この店の味が今後どういった方向に進むのかは興味深い。
ただ、よく味が変わるというのは、リピーターには少し辛い。

尚、8月末から秋限定メニューの「秋のつけ麺」というのがスタートするようだ。
そちらも楽しみにしておこう
 

2010.8

秋季限定メニューの「和風鴨つけ麺」を食べてきた。オニギリまでがセットとなっている
 

 
           煮玉子は追加トッピング
  
 
つけ鴨のラーメン版といった感じの味であるが、平麺のコシはしっかりしていてツルツル。つけ汁はそれにあわせて少し辛めという印象だった。しかしこれが絶妙のバランスが取れていて美味しい。
お好みでつけ汁にもみじおろしやワサビを入れるようになっている。
これらを全部入れてしまうと汁単独で飲むとかなり辛くなるのだが、食べ終わったあとに蕎麦湯が欲しくなる感じの美味しい汁。
今度はスープ割りを頼んでみよう
尚、これにはライスボールのサービスは付かない。
また食べたくなる新しいつけ麺が誕生した。
 

営業時間  11:00〜22:00
定休日    水曜日

 
    

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