金持神社


2004年GW、蒜山の帰りに金持神社に立ち寄った。
縁起のよい名前から最近人気になっている。
というのが、ここにお参りしたら宝くじが当たったという噂があるからだ。
駐車場に車を停めてみるとなんと県外の車ばかり、鳥取ナンバーの車は一台もない。大阪・神戸・姫路・広島などから訪れてきているようだ。

もともとこの金持という名は地名および人名である。
戦国時代に名をはせる金持氏の本拠地であり、この名は「吾妻鏡」「太平記」などにも登場する。
さらにその前にさかのぼって金持ちという名前がどこからきたかということになると、この神社の由緒によれば、タタラか鍛治にかかわるカヌチ・カナジの語から出た地名であろうということだ。
つまり、金持ちがいたからこの名前になっているわけではない。

  
石の鳥居をくぐり、階段を登るとそこに小さなお社が森の中にある。
そばに露店があるわけでもなくお社ひとつだけのとてもさびしい神社だ。
社には住職とおもわれる方が一人ぽつんと座っていてお守りなどを販売している。




おやしろの周囲には絵馬がぐるりと取り囲んでいる。
絵馬に描かれていることを読んでみると、「宝くじがあたりますように」というのが半数くらいある。なかには「ロト6が当たりますように」などという最近の世相を反映するものもある。
次に多いのが「お金持ちになれますように」というもの。なんと家内安全や交通安全など健康祈願などの絵馬はひとつも見つからなかった。
さすがに宝くじが当たったという噂の威力はたいしたもんである。
まぁここで祈ってサマージャンボが当たるんなら安いもんだろうが、これだけの人が本当に当たったらたいへんだ。


これは社の中に飾ってあった濱田壽峰さんの絵「龍神之図」
平成15年8月に奉納されたものだが、筆を一切使わず手・指・爪などで描かれている。
濱田さんは日本で唯一の指画画家で伊勢神社をはじめ多くの神社に竜の画を奉納されている。

  
またそこには鳥取名木100選のサワラの木がある。

この日は蒜山に「さるなしジャム」を調達するために出かけたが、GWとあって高速道路は大渋滞。山陽道を総社まで行ったところで高速を断念。そこから国道180号・181号・保野ダムを経由して行ったがわずか2時間半で「風の家」に到着。帰りも同じ道から182号で福山までわずか3時間弱。
高速道路を通っただけ損をした計算だが、一般道は意外に空いていて快適なドライブだった。
僕の車も10.2km/Lとこれまでの最高記録を樹立した。
その道程の途中で三平山の峠で大山がきれいに見えたので、雪がまだ僅かに残っている大山南璧のその写真を追加しておこう。

 

    

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