2006 兵庫の滝4
雨滝シワガラの滝猿尾滝瀞川滝


兵庫へ滝見へ行くのもこれで今年は何回目だろう。
今回は滝好きには有名な洞窟の滝「シワガラの滝」を目指す滝見行。
この滝は水の中をいくらか進まなければいけないとのことだったのでこれまで躊躇していたのだが、先日の「鬼釜」での経験で遡行にあまり違和感を感じなくなったと言うことと、さらにトレッキングシューズは濡れても大丈夫ということもわかったので、一応念のために着替えだけは持ってチャレンジすることにした。

この日はcantamさんと同行。
行くと決めていたのは「シワガラの滝」のみでそれ以外は「桂の滝」もしくは「瀞川滝」へ行ければと考えていたのだが、cantamさんが百選滝である「雨滝」をまだ見たことがないということから、アクセスの簡単な「雨滝」から「シワガラの滝」へと行くこととした。




雨滝


こちらは鳥取県の「雨滝」。扇ノ山の北西にあたる。
前回訪れたのは昨年11月、そのときに比べると随分水量が少ない気がした。


DSC-T9+CPL





シワガラの滝


国道9号線を鳥取県から兵庫県に入るとすぐに「おもしろ昆虫化石館」というのがある。
ここが「シワガラの滝」や「霧ヶ滝」への起点。
ここの方は滝へのアクセス情報をよくご存知のようで、滝へ行かれる方がよく立ち寄られているらしい。
僕も前回5月に来たときはここに立ち寄り、霧ヶ滝の情報を聞かせて頂いた。
そのときは通行不能ということで「霧ヶ滝」行きはあきらめたのだが、もう霧ヶ滝については6月より遊歩道は問題ないらしい。

さてシワガラの滝へはここから谷沿いに南に進み(霧ヶ滝方面)、途中を右折して西の谷に進み、車がほぼ1台しか通れない舗装された道を進むことになる。
扇ノ山からはちょうど北側。実は雨滝とは直線距離で3km程度しか離れていない。
標識に注意して進むと、「桂の滝」「シワガラの滝」という案内板に出会い車が2台ほど置けるスペースがある。
このときはそこに軽トラが2台停まっていたので、車がすれ違えるくらいの道路沿いに自分の車を停めて歩き始めることになった。

シワガラの滝への道程はそこから歩いて400m登って800m下ることになる。
その400m進んだ頂上あたりに分岐点があり、桂の滝へはそこから1200m。
桂の滝は落差30mのいい滝だそうだが、看板に危険箇所ありと書いてあり今回はパスし前回行けなかった瀞川滝へ行くことに方針を変更することにした。

そこから滝への途中に棚田があったのには驚いた。
見事に稲が実っており、ちょうど帰りにはこの稲の収穫が一部終っていた。
入口の軽トラックはこのために来ていた人だろうが、この山奥の尾根の上でしかも車も通れず歩いて500mも登らなければいけないところで僅かな田んぼをされていること自体本当に凄いことだと思う。
これには感動した。

下りの道程の途中鎖場があるが、気になるほど危険ではない。


DSC-T9

KissDN
T9
T9

シワガラの滝は洞窟内にあり滝を見るには洞窟の奥側に入っていかなければいけない。
洞窟の入口側から中側に向けて滝が落ちているのである。
そしてその洞窟の奥に入る部分だけは水の中を歩くことになるのだが、今回は水量が少なかったのか洞窟の壁面に沿って浅くなっており、石の上を歩けば結局トレッキングシューズの中に水が入ってくること無く観瀑ポイントまでたどり着くことが出来た。

このときこの洞窟内には先客のカメラマンが2名。
大判カメラをお持ちで本格的写真家のようだった。

滝はとても神秘的で外側は苔に覆われていて独特の雰囲気を醸し出している。
このシワガラの滝の落差は10mにも満たない感じで、洞窟内の滝としてもさほど大きい部類ではない。
(洞窟の中の滝としては井倉洞の中の地軸の滝が落差50mで最大と言われている)
雰囲気とすれば先日行った下帝釈峡の鬼釜に近いだろうか。鬼釜は横向きの洞窟に対して上部の穴から水が落ちてきているのに対し、シワガラの滝は入口上部から中に向かって落ちてきているという違いがある。落差はほぼ鬼釜と同じくらいか。
しかしこれらを比較すると緑と苔に覆われているという面で特にこのシワガラの滝はすぐれており美しさが際立っている。適度に光が入ってくることから見え易いということもあるだろう

しかし見えやすいとは言っても滝の撮影とすれば、コントラストが高くて特に難易度が高い部類。
さらに後ろに下がれないので広角レンズが無いと入口を含めた滝全景を撮影することは出来ない。
今回はKissDN + EF-S17-85IS で17mmでの撮影(35mm換算で27mm)なので全景が収まらず、パソコンでパノラマ合成を行ったものの射光部分がかなかうまくつながらなかったので、やむを得ず露出を低く撮影したものを合成し、その後明度補正するという手法をとった。






猿尾滝


日本の滝百選「猿尾滝」
瀞川滝へ訪れるため旧村岡町に入ったが、アクセスが容易なのでこの滝にも少し立ち寄ることにした。
5月に訪れたときよりも緑が多く岩に苔が生していて美しかった。
また偶然小さな虹を見ることも出来た。






瀞川滝


瀞川滝は前回近くまで来ていながら雪の為に見ることが出来なかった滝だ。
今回はそういった心配はない。
瀞川稲荷からさらに車を奥に走らせたが、この道は舗装されていない上に車の両サイドと底を草で擦りながら進まないと行けない道だった。こういうときには軽の4WDが欲しい。
まぁ瀞川稲荷に車を停めて15分ほど余計に歩くつもりであれば問題はないだろう

行き止まりまで進んだところで車を停めてから歩き始めるが、思っていたよりは随分険しい道でシワガラへ行く道ほどは整備がなされていない。石伝いに川を渡りながらというところもあるので、水量がもしも多い時はそれなりに濡れることを覚悟して進まなければいけないだろう。
道程にはまるで道標のように十三体の石仏があり、滝が瀞川稲荷の御神体であることをうかがわせるのだが、注意しないと道そのものがどこにあるのかわからなくなってしまう。

瀞川滝の落差は60m。ほとんど垂直に切り立つ崖の上から水が落ちてくる。
水量が多ければ相当の迫力だろう。
今回はさほどの水量はなかったものの、それでもこの美しさに見とれてしまった。
数々の花々が迎えてくれるのもうれしい。
これはなかなかHITの滝だった。
maruichiさんが兵庫20選に入れられたのも当然だろうと思った。


 双身の滝

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